Case Studies and Columns 症例紹介・コラム
症例紹介
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てんかん ~内科的治療~
疾患の説明 てんかんは慢性の脳の病気で、脳内の神経細胞に突然発生する激しい電気的興奮により発作が繰り返し起きます。てんかんの発作には、 ●全身的に硬直する ●四肢をバタバタさせる ●よだれが大量に出る ●体が部分的にピクピクする など様々な症状があります。 発作の後は、ボーッとしたりふらついたりしますが、しばらくすると元に戻ります。 発作は2分以内に終わることがほとんどですが、下記の場合は速やかな受診が必要です。 ●てんかん重積状態:5分以上続く場合や意識が戻る前に2回目の発作が起きる場合 ●群発発作:24時間以内に発作が2回以上起きる場合 ●発作の後の神経症状が1日以上続く場合 てんかんは、原因不明または遺伝に関連する「特発性てんかん」と、脳の障害による「構造的てんかん」、全身性の病気による「反応性発作」に分けられます。 発作の原因となる病気の有無を脳MRI検査・脳脊髄液検査・神経学的検査・血液検査などで確認し、病気がある場合はその治療を行います。 発作を繰り返す場合、発作の予防薬(抗てんかん薬)の投薬を開始します。 治療の内容 今回のケースでは、脳MRI検査、神経学的検査、血液検査、および初発の発作発症年齢により特発性てんかんと診断されました。 また、月1回の頻度でてんかん発作が起きていたため、抗てんかん薬の投薬を開始しました。 その後、定期的に抗てんかん薬の血中濃度検査を行い投薬量の調整をしたところ、血中濃度が有効な範囲に達してからは、発作が起きなくなりました。 発作は回数を重ねるほど、徐々に悪化していくことがあります。 悪化してから抗てんかん薬を始めても効果が出にくく、早期に始めるとよく効く場合が多いです。 抗てんかん薬を開始する基準の一つとして、「6ヵ月に1回以上の発作が起きる」という目安があります。 治療後の注意点 治療の第一目標は、発作が完全に見られなくなる、または発作が起きない期間が治療前の3倍に延長する(3ヵ月以上の間)ことです。 第二目標は、発作の頻度が50%以上低下する、群発発作やてんかん重積状態を認めない、または発作の重症度が軽減することです。 いずれかの目標が達成された場合、投薬の効果があったと判断します。 発作が1~2年以上起きていない場合、抗てんかん薬を少しずつ減量して中止を試みることができます。 逆に、てんかん重積状態になったことがある場合や、発作頻度が月に0.3回以上と多い場合は、残念ながら生存期間は短くなります。
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がん(悪性腫瘍)
がんとは? 組織や細胞が過剰に増殖することによってできる組織塊のことを腫瘍と言い、「良性」と「悪性」があります。「悪性」の腫瘍のことを「がん」と呼び、下記のような特徴があります。 がん(悪性腫瘍)の特徴 ●がん細胞は一般の細胞より増殖するスピードが比較的速く、周りの組織を巻き込んで広がっていく。 ●良性腫瘍は、腫瘍の境界線が滑らかで形が整っているのに対し、悪性腫瘍は境界線が不明瞭で不均一に見える。 ●悪性腫瘍は周囲を壊しながら広がったり(浸潤)、離れたところに飛び移ったり(転移)する。 「がん」の診断から治療まで 適切な治療を行うためには、ペットの一般状態や「がん」の性質・広がりを正確に把握しておく必要があり、そのためには診察や様々な検査を実施します。 検査により診断された”病期(ステージ)”に基づいて、最も適した治療の進め方を検討していきます。 1.血液検査・画像検査 がんが疑われた場合、より詳しい情報を得るために、血液検査・エコー検査・X線検査・CT検査などを実施し、診断をしていきます。 2.組織学的検査 可能な限り、組織学的検査・細胞診検査(病変から採取した組織・細胞を顕微鏡で観察する検査)を行ないます。 3.腫瘍の進行度と全身の評価 がん診断確定の後、腫瘍の進行度や転移の有無、治療に耐えられる状態なのかどうかを評価(ステージング)します。 4.治療目的の決定 ステージングした後、「がんを治す」「がんが進行するスピードを遅くさせる」「苦痛を軽減させる」など、治療の目的をご家族と相談の上で定めます。 5.治療法の選択 がんの3大療法として、手術でがんを摘出する「外科療法」、放射線照射によってがん細胞を殺滅する「放射線療法」、抗がん剤を投与する「化学療法」があります。 これらを単独もしくは組み合わせて治療を行っていきます。当院では、近年“第4のがん治療”として注目されている「免疫療法」も場合によってはご提案しています。 ペットによくみられる「がん」 がんは、犬猫共に死亡原因の上位にランクインしており、人間の場合と同様、加齢とともに発症する確率が高くなります。 当院で診察する機会の多いがんに下記のようなものがあります。 ◆ 乳腺腫瘍 犬では良性と悪性が半々と言われていますが、猫では悪性がほとんどです。ステージングを行い、病期に合った治療法を行いますが、主には外科療法が中心となります。 術後は、病理検査により得られた情報に基づいて化学療法を行うか決めていきます。 ◆ リンパ腫 体の各所のリンパ節が腫れたり、腸・肝臓・腎臓などの内臓に病変を作ります。 この腫瘍は、外科療法単独では治療困難である一方、抗がん剤が効果的であるため、化学療法が第一の選択肢となることが多いです。 ◆ 肥満細胞腫 体表にできる場合と内臓にできる場合があります。前者の方がしこりとして確認しやすく見つけやすいためか、件数が多いです。 しこりは、その外見だけではがんか否かを判別できないため、組織学的検査・細胞診検査が必要となります。 治療は主に外科療法を行いますが、化学療法を併用することもあります。 セカンドオピニオンを活用しましょう ペットががんと診断された場合は、担当獣医師から治療法について複数の選択肢を提示されることでしょう。 もし、「病状の説明が理解できない」「どの治療法にも不安があり選択に迷う」などといった疑問・不安が少しでもる場合は、担当獣医師と十分な話し合いをするべきです。 担当医だけはでなく、他の獣医師の意見も聞きたいという場合は、 様々な治療法や最新情報に精通している腫瘍科の専門医(※)に「セカンドオピニオン」を求めることをお勧めします。 セカンドオピニオンを受けることで、自身が選ぶ治療法について多角的に知ることができます。 このような段階を踏むことは、納得のいく治療法を選択するための道標となるでしょう。 ※当院には、3んとは? 組織や細胞が過剰に増殖することによってできる組織塊のことを腫瘍と言い、「良性」と「悪性」があります。「悪性」の腫瘍のことを「がん」と呼び、下記のような特徴があります。 がん(悪性腫瘍)の特徴 ●がん細胞は一般の細胞より増殖するスピードが比較的速く、周りの組織を巻き込んで広がっていく。 ●良性腫瘍は、腫瘍の境界線が滑らかで形が整っているのに対し、悪性腫瘍は境界線が不明瞭で不均一に見える。 ●悪性腫瘍は周囲を壊しながら広がったり(浸潤)、離れたところに飛び移ったり(転移)する。 「がん」の診断から治療まで 適切な治療を行うためには、ペットの一般状態や「がん」の性質・広がりを正確に把握しておく必要があり、そのためには診察や様々な検査を実施します。 検査により診断された”病期(ステージ)”に基づいて、最も適した治療の進め方を検討していきます。 1.血液検査・画像検査 がんが疑われた場合、より詳しい情報を得るために、血液検査・エコー検査・X線検査・CT検査などを実施し、診断をしていきます。  2.組織学的検査 可能な限り、組織学的検査・細胞診検査(病変から採取した組織・細胞を顕微鏡で観察する検査)を行ないます。  3.腫瘍の進行度と全身の評価 がん診断確定の後、腫瘍の進行度や転移の有無、治療に耐えられる状態なのかどうかを評価(ステージング)します。  4.治療目的の決定 ステージングした後、「がんを治す」「がんが進行するスピードを遅くさせる」「苦痛を軽減させる」など、治療の目的をご家族と相談の上で定めます。  5.治療法の選択 がんの3大療法として、手術でがんを摘出する「外科療法」、放射線照射によってがん細胞を殺滅する「放射線療法」、抗がん剤を投与する「化学療法」があります。 これらを単独もしくは組み合わせて治療を行っていきます。当院では、近年“第4のがん治療”として注目されている「免疫療法」も場合によってはご提案しています。  ペットによくみられる「がん」 がんは、犬猫共に死亡原因の上位にランクインしており、人間の場合と同様、加齢とともに発症する確率が高くなります。 当院で診察する機会の多いがんに下記のようなものがあります。 ◆ 乳腺腫瘍 犬では良性と悪性が半々と言われていますが、猫では悪性がほとんどです。ステージングを行い、病期に合った治療法を行いますが、主には外科療法が中心となります。 術後は、病理検査により得られた情報に基づいて化学療法を行うか決めていきます。 ◆ リンパ腫 体の各所のリンパ節が腫れたり、腸・肝臓・腎臓などの内臓に病変を作ります。 この腫瘍は、外科療法単独では治療困難である一方、抗がん剤が効果的であるため、化学療法が第一の選択肢となることが多いです。 ◆ 肥満細胞腫 体表にできる場合と内臓にできる場合があります。前者の方がしこりとして確認しやすく見つけやすいためか、件数が多いです。 しこりは、その外見だけではがんか否かを判別できないため、組織学的検査・細胞診検査が必要となります。 治療は主に外科療法を行いますが、化学療法を併用することもあります。 セカンドオピニオンを活用しましょう ペットががんと診断された場合は、担当獣医師から治療法について複数の選択肢を提示されることでしょう。 もし、「病状の説明が理解できない」「どの治療法にも不安があり選択に迷う」などといった疑問・不安が少しでもる場合は、担当獣医師と十分な話し合いをするべきです。 担当医だけはでなく、他の獣医師の意見も聞きたいという場合は、 様々な治療法や最新情報に精通している腫瘍科の専門医(※)に「セカンドオピニオン」を求めることをお勧めします。 セカンドオピニオンを受けることで、自身が選ぶ治療法について多角的に知ることができます。 このような段階を踏むことは、納得のいく治療法を選択するための道標となるでしょう。 ※当院には、3名の日本獣医がん学会獣医腫瘍科認定医(Ⅱ種)が在籍しています。 赤木東吾 院長(市川総合病院)・林 諒 副院長(市川総合病院)・金地裕美獣医師(三ツ目通り病院)
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膝蓋骨内方脱臼 ~膝蓋骨脱臼整復術~
疾患の説明 膝蓋骨内方脱臼は、主に小型犬に多く見られる疾患です。 膝の伸展機構である、大腿四頭筋・膝蓋骨・膝蓋靭帯・脛骨粗面の配列が不正になることで発生します。 疾患の診断 膝蓋骨脱臼は、触診・レントゲン検査・CT検査などにより診断し、症状の程度により4段階で評価します。 要因としては先天的な場合が多く、成長期に悪化することもあります。 主な症状に、後肢の跛行(引きずり)があり、その程度はたまにケンケンをするようなものから、膝を伸ばすことが困難で正常な歩行ができなくなるものまであります。 重度な症状が認められる成長期の場合は、なるべく早期の外科的治療が推奨されます。 また持続的な症状があるケースや徐々に悪化が認められるケースでも、外科的な治療が推奨されます。 膝蓋骨脱臼のグレード分類 症状評価 臨床症状 グレード1 手で膝蓋骨を脱臼させることができるが、放すと自然に正常な位置に戻る。関節の屈伸は正常。 グレード2 膝蓋骨は自然に脱臼しているが、手で戻すと正常な位置に戻る。大腿骨に軽度の骨格変形がみられることがある。 グレード3 膝蓋骨はほぼ脱臼したままで、手で正常な位置に戻してもすぐに脱臼する。大腿骨と脛骨の変形を伴うことがある。 グレード4 膝蓋骨は常に脱臼したままで、手でも元の位置に戻すことができない。大腿骨と脛骨の変形が顕著である。 治療の内容 膝蓋骨内方脱臼は1つの術式の手術だけでは治療が難しい疾病です。 この症例は、膝蓋骨内方脱臼グレードⅢと診断され、4つの術式を組み合わせた手術を行い、膝の伸展機構を一直線上に整えました。 「内側リリース術」「関節包縫縮術」「脛骨粗面転移術」「滑車溝深化術」の4つの術式を組み合わせた手術を実施した結果、 内側に外れていた膝蓋骨(写真〇内)を正常な位置に戻すことができました。 利用後の注意点 手術後は数日包帯を巻き、術創を安定化します。その後は徐々に歩行を開始して、早期の運動機能回復を図ります。 手術後は5~7日程度の入院が必要となります。退院後、3~4週間まではドッグランなどで走って遊ぶことは避け、リードを付けての運動に限定します。 回復後も、関節の可動域や歩様を確認のため定期的な通院が必要となります。 当院では、運動機能の回復に有効なウォータートレッドミルなどによるリハビリ指導も行っています。
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椎間板ヘルニア ~椎間板ヘルニア整復術~
疾患の説明 椎間板は、骨と骨の間でクッションのような役割をしていますが、加齢や遺伝などにより変性して弾性能力が低下したところへ外圧がかかることで、壊れてしまうことがあります。 壊れた椎間板が脊柱管(脊髄が通っている空間)に逸脱し、神経を圧迫している状態が椎間板ヘルニアです。 椎間板ヘルニアは、主に頸部から仙椎にかけた背骨に発生します。 原因として、加齢と遺伝的要因があり、ダックスフント・フレンチブルドックに代表される軟骨異栄養性犬種では、若くても発生する場合があります。 椎間板は、外枠の線維輪と内側の髄核という組織から成ります。 椎間板ヘルニアは、これらの組織の損傷パターンにより下記の2つに分類されます。 ●ハンセンⅠ型:線維輪が破れたところから髄核が飛び出して脊髄を圧迫する ●ハンセンⅡ型:線維輪自体が厚くなり脊髄を圧迫する 椎間板ヘルニアになると、神経が圧迫されることで下記のような症状が表れます。 ●痛み ●ふらつき ●歩行起立困難 ●排尿障害 など 疾患の診断 レントゲンによる脊髄造影検査・CT検査・MRI検査などにより診断し、症状の程度により、頸部椎間板ヘルニアでは3段階、胸腰部椎間板ヘルニアでは5段階で評価します。 頸部椎間板ヘルニアのグレード分類 症状評価 臨床症状 グレード1 背中の痛みのみ グレード2 起立歩行可能だが、四肢のいずれかに麻痺が認められる グレード3 起立歩行困難で、四肢において麻痺が認められる 胸腰部椎間板ヘルニアのグレード分類 症状評価 臨床症状 グレード1 背中の痛みのみ グレード2 起立歩行可能だが、後ろ脚がふらつく グレード3 起立歩行困難だが、後ろ脚は動く グレード4 起立歩行困難で、後ろ脚に麻痺が認められる グレード5 起立歩行困難で、後ろ脚に麻痺が認められ、痛みも感じない MRI検査で撮影した頸部椎間板ヘルニア MRI検査で撮影した胸腰部椎間板ヘルニア 治療の内容 グレードに応じて最適な治療法が選択され、グレード1の場合は内科的治療法(安静や消炎鎮痛剤の投与)が、グレードが2以上の場合は外科的治療法も適用されます。 外科的治療法では、ヘルニアによる神経への圧迫を取り除くことを目的に、背骨の一部を削り圧迫物質を摘出する手術を行います。 頸部椎間板ヘルニアには、主にベントラルスロット法が適用されます。 胸腰部椎間板ヘルニアには、ヘミラミネクトミーやラミネクトミーが適用されます。 手術により摘出された圧迫物質 治療後の注意点 手術後の回復の程度は、神経の損傷具合で大きく異なりますが、いずれの場合もリハビリを行うことが大変重要です。リハビリにより、筋量・関節機能の維持・回復が見込めます。 当院では、麻痺の程度や画像検査の結果に基づいて適切なプログラムを作り、積極的に術後の機能回復をサポートしています。
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前十字靭帯断裂 ~脛骨高平部水平化骨切り術(TPLO)~
疾患の説明 大腿骨に対して脛骨が前方に脱臼するのを防ぎ、また脛骨の内旋を制御する役割を担っているのが、前十字靭帯です。 前十字断裂は、大きな力が掛かることにより、この靭帯が完全または部分的に切れて裂けてしまった状態です。 急性の完全断裂は比較的若い犬に発生しやすく、跛行(脚の引きずり)が見られ、時に半月板の損傷を伴います。 部分断裂の場合、初期の診断が難しく、完全断裂に移行することもあります。 断裂は左右両方の脚で起こる場合があり、病態が進むと変形性関節症の悪化を引き起こす原因にもなります。 前十字断裂は外傷に起因するケースが多いですが、下記もその要因となるため注意が必要です。 ●加齢に伴う靭帯の変性 ●免疫介在性関節炎 ●股関節形成不全 ●膝蓋骨脱臼 ●副腎皮質機能亢進症 ●肥満 治療の内容 視診・触診・整形外科学的検査、レントゲンや関節鏡などの画像検査の結果から診断します。 治療法には内科的治療法と外科的治療がありますが、多くの場合、外科的治療が必要となります。 本症例では、現時点で治療成績・機能回復面で最も優れた治療方法と考えられている、脛骨高平部水平化骨切り術(TPLO)を行いました。 脛骨高平部水平化骨切り術(TPLO)とは 脛骨の上部を円周状に切離し、脛骨高平部(下図のaの面)を水平に近づける手術法です。 この手術を行うことで、歩行・運動時の脛骨の前方脱臼が無くなり、膝関節が安定化して、機能回復します。 手術時には半月板の状態も確認し、損傷があれば部分的に半月板を切除します。 手術では緑色の点線部を切断します。 aの面が水平に近づくように、切離した脛骨をずらし、 角bの角度が小さくなったことを確認してプレートで骨を固定します。 治療後の注意点 手術後は5~7日程度の入院が必要となりますが、その後は自宅で管理をして頂きます。 この症例では、手術から数日後には、異常があった左の後ろ脚に体重をかけて歩行できるようになりました。 術後3~4週間は走って遊ぶことは避けていただき、リードを付けての運動に限定しますが、その後は定期的に診察のうえ、徐々に運動量を増加させていきます。