診療・ケア 輸血・献血
For Those Seeking Blood Transfusion Treatment輸血治療を希望される方へ
当院で輸血を希望される方へ
当院で基礎疾患の診断と治療を受けていただく必要がございます。
他院からの紹介の場合は、下記の資料をかかりつけ病院から提供のうえ、当院にご持参ください。
診断内容
内服している薬
検査データ(血液・レントゲン・超音波など)
当院指定の輸血紹介状
▼ダウンロードしてお使いください
注意点
当院の担当医が輸血不適応と判断した場合や、適合する血液が見つからない等の理由により、輸血が実施できない事があります。
当院で実施する輸血治療について
輸血治療に用いる血液製剤は、当院に登録しているドナー犬猫に献血していただいた血液で作成しています。
血液中の成分が不足したときに、必要な成分を必要な量だけ補充(成分輸血)することで体調の改善を促します。
輸血治療は補助的療法であり、その効果は一過性です。輸血単独では、根本的治療とはなり得ないため、基礎疾患に対する治療が必要となります。
輸血治療には、感染症や免疫反応などのリスクも伴います。
輸血治療が適用となる疾患
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                                血液凝固異常 免疫介在性血液疾患 悪性腫瘍 腹腔内出血 骨髄疾患 腎臓病 外傷 など 
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輸血治療への取り組み
輸血治療を安全・確実に行うため、血液療法を専門に研究するプロジェクトチームを組織し、輸血方法の見直しや症例検討を行っています。
取り組みの例
輸血による副反応(溶血などの副作用)回避のための血液検査と交差適合試験の徹底
輸血時の状態チェック(体温・呼吸数・状態変化など)の徹底
血液製剤の管理体制の厳密化
安全な輸血治療の啓蒙のため、外部の動物病院向けの学術・実習セミナーを開催
Please Cooperate in Blood Donation献血にご協力ください
動物医療界には血液供給機関がありません
近年、動物医療における輸血治療の重要性は高まっています。
                            しかし人の医療とは異なり、血液の採血~供給までを行う全国的な組織は、動物医療界には存在しないのが現状です。
健康な犬猫の協力が必要です
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                                苅谷動物病院グループでは、病気や怪我の犬猫たちのため、年間を通して約300件の輸血治療を実施しています。
 これを可能にしているのは、ボランティアで登録してくれている‟献血ドナー“の犬猫の存在です。
 血液製剤には有効期限があり長期保管ができないため、一定数の血液製剤を常時保存しておくためには、定期的に献血をしてくれる‟献血ドナー“の協力が欠かせないのです。
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献血ドナー募集要項
                            献血ドナーとして認定されるためには、動物が健康であることが必要条件となります。
                            当院では、下記の募集要項を満たした犬猫にご協力をお願いしております。
                        
募集要項
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                                - 年齢
- 1〜7歳
 - 性別
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                                            交配経験・予定のないオス
 妊娠・出産経験のない避妊済みのメス
 - 体重
- 10kg以上
 - 予防
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                                            フィラリア予防
 ワクチン接種
 ノミ・ダニ予防
 - 生活環境
- 屋内外どちらでも可
 
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                                - 年齢
- 1〜7歳
 - 性別
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                                            交配経験・予定のないオス
 妊娠・出産経験のない避妊済みのメス
 - 体重
- 3.5kg以上
 - 予防
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                                            ワクチン接種
 ノミ・ダニ予防
 - 生活環境
- 完全屋内飼育のみ
 
登録時には、健康状態を確認するため、各種検査を実施します。
献血ドナー登録 特典
特製バンダナをプレゼント
献血10回目・15回目に、オリジナルグッズをプレゼント
献血ドナー引退時に、感謝状を贈呈
献血の流れ
1.お申込み
お電話にて、ドナー登録希望をお申し出ください。担当者より詳細を説明させていただきます。
2.ご来院
8時間の絶食のうえご来院ください。
3.ドナー登録時検査
獣医師が健康状態をチェックします。
4.献血準備
清潔を保つため、採血する部分の毛を剃ります。動物の状態によっては、ストレス軽減と安全確保のため鎮静剤を投与する場合があります。
5.採血
頸部または前肢部から採血します。所要時間は10~30分程度です。
6.献血後のケア
採血量と同等の皮下補液を行います。
7.安静・お食事
お預かりし、体調に変化が無いか観察をします。可能であれば食事をとり、夕方まで休んでもらいます。
8.ご帰宅
当日は安静に過ごして頂きます。
現在、血液が不足しています!
                            輸血治療には大量の血液製剤が必要で、例えば、5㎏の貧血の犬を助けるためには、10㎏以上の犬1~2頭の血液が使われます。
                            現在、輸血治療に必要な血液量に対して、供給できる血液量が不足しており、献血ドナーの増員が急務となっています。
                        
飼い主様からのメッセージ
輸血を受けた方の体験談
非再生性免疫介在性貧血(NRIMA)
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                                    鳩宿様・しなもんちゃん当時を振り返って仕事から帰宅後、愛犬がぐったりしており急いで病院へ行こうと思いましたが、夜間のため翌朝かかりつけ医へ。血液検査の結果、貧血を起こしているとわかり、今すぐに輸血をしないと命が危ないとのことで輸血のできる苅谷動物病院を紹介されました。診断された病名は非再生性免疫介在性溶血性貧血、生後5 カ月でなるのは極めて稀な病気でした。現在に至るまで、計6 回の輸血をしました。現在、貧血を示す数値は落ち着いており健康な子と同じような生活が送れていますが、いつ何が起こるかわかりません。しかし何かあれば輸血ができる体制があるというだけで私たちにとって支えになっています。 ドナー犬とそのご家族には感謝してもしきれません。うちの子を助けてくださり本当にありがとうございます。これからも私たちはしなもんと1日でも長く一緒に生きていきたいです。 担当医からのメッセージしなもんちゃんは、赤血球が自身の免疫により破壊されることで、重度の貧血を呈する疾患を患っていました。免疫抑制剤による治療で赤血球の破壊を抑える必要がありましたが、薬の効果が出るまでに時間がかかり、その間何度も重度の貧血に陥りました。しかし、輸血治療のサポートで乗り切ることができ、最終的に薬の効果によって貧血の進行を抑えることができました。元気を取り戻した姿を見られた時は本当に嬉しかったです。 残念ながら、今後も再発のリスクは完全には消えません。もしまた輸血が必要な場面があったとしても、なるべく迅速な対応ができるよう、ドナーの皆様の力をお借りして体制を整えていきたいと考えています。 
全身麻酔下の開腹生検のために輸血
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                                    千葉様・デイちゃん当時を振り返って9歳になった我が家のデイは以前より体調がすぐれず、それでも先生のご指導により投薬などで何とか維持していました。しかしある日、突然の痙攣を起こし、妻が苅谷さんに慌てて連れて行きました。翌日私が病院に伺うと、「このまま騙し騙しの治療を続けるよりも、手術をして根本的な治療をする方がデイちゃんのために良いのでは」「そのためにはリスクも伴いますが輸血が必要となります。最善の治療をします」との細かく丁寧なご助言をいただきました。私は二つ返事で「ぜひお願いします」と返答しました。家に戻り、「輸血して手術をするよ。安心して。大丈夫、大丈夫」と伝えましたが、それでもデイも妻も不安で落ち着かない毎日でした。 
 入院・・・そして手術当日。先生から「無事に手術が終わりました。成功ですよ」とのお電話をいただきました。翌日、面会に行った妻は人目もはばからずデイの顔を見て大泣き。現在、デイは1歳で我が家に来た時以上に元気に動きまわっています。
 ~どこかにいる献血ドナーのワンちゃんへ~
 「ありがとう。おかげさまでデイは10 歳の誕生日を迎えることができました」
 担当医からのメッセージデイちゃんは長年薬でコントロールしてきた蛋白漏出性腸症の病態が悪化し、開腹して腸の生検が必要な状況でした。しかしそれには血中蛋白濃度を高めるための血漿輸血が必要でした。ご家族とよく相談し、一大決心の上、遂行。リスクを背負って臨んだ輸血と手術は副反応もなく無事に終わりました。 
 今では薬は必要なく、食事療法で病気をコントロールできるようになりました。これは献血ドナーのご協力と千葉様の献身的なケア、そして愛情のお陰だと感じています。
 
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                                    塩澤様・ジャスミンちゃん献血のドナーの方々、うちの子を助けていただきありがとうございました。突然自宅で吐血があり、かかりつけ医の苅谷さんを受診しました。歯肉炎が悪化し歯茎も白く、血液検査でも貧血の状態でした。すぐに輸血を行う必要があり、輸血は初めてなことと年齢も16 歳と高齢で麻酔などのリスクもありましたが、いろいろな疑問にも丁寧に説明いただき安心してお願いできました。入院中の経過も良く貧血も改善が見られ無事に退院できました。 
 その後は毎月の定期健診時に血液検査をしていますが、貧血は改善された様子です。
 病院に掲示されている献血ドナーのポスターで「献血ができるんだ」と見ておりましたが、輸血を受けることになり助けていただき感謝しかありません。
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                                    竹田様・エルちゃんかかりつけの病院からの連絡で、このままでは命にかかわるからすぐに輸血を!と言われ、大急ぎで苅谷さんへ。終始ぐったりしており、診察まで気が気ではありませんでした。免疫が赤血球を破壊する病気だと聞き、果たして治るのかという思いでした。先生から輸血をすすめられ、わらにもすがる思いでお願いしました。約一カ月の入院中、先生方のご尽力と毎日お見舞いに行った甲斐もあって、無事に退院できた時はエルの姿をあらためて見て本当に嬉しかったです! 
 自宅療養中の食事には難儀しましたが、無事に生きて帰ってきてくれたことを思えば面倒ではなかったです。恩返しはできないけど、ドナーになってくれたワンちゃんには本当に感謝しかありません!
非再生性免疫介在性貧血(NRIMA)
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                                    籾山様・ピットちゃんある日、かかりつけ病院で重度の貧血と告げられ紹介で苅谷さんへ。すると「赤血球を破壊してしまう病気」との宣告。我が家では初めてのペットとの生活であり、まだ1 歳にも満たないのにという思いから、是が非でも助けてほしいと輸血を選択しました。 
 1 回目の輸血では必要な数値まで届かず、2 回目のトライでなんとか正常な範囲に入ることができました。実はかかりつけ病院では当初、血縁関係の猫から血液をもらうように頼まれましたが、遠方ということもあり、難しい旨を伝えると苅谷さんを紹介してくださいました。
 苅谷さんの献血実施、輸血への取り組み、そして提供してくださったドナーの方々の互助の精神、助けてくださった先生の献身さには心から感謝しかありません。
免疫介在性溶血性貧血(IMHA)
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                                    齊藤様・ぺっちゃん今まで病気やケガもしたことがなくずっと健康だと思っていたら、突然黒っぽい尿が出て慌てて診てもらった結果、自分で自分の赤血球を壊してしまう病気と診断されました。 すぐに入院になり薬の投与が始まりましたが、あまり改善されず輸血をすることになりました。 
 調子の悪い姿を見ることはあまりなかったのでとても心配でしたが、疑問や不安に思っていること、入院中の様子を先生方が丁寧に説明してくださって安心しました。
 ドナーのワンちゃんのおかげでまた元気な姿を見ることができて、とても感謝しています。
 本当にありがとうございました。
ドナー登録いただいたご家族インタビュー
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                                    青山様・福ちゃん献血ドナーの活動はどのように知りましたか?
 動物の献血や輸血はご存じでしたか?先住犬が病気になった際、輸血をしていただく機会があり、その時に苅谷動物病院での献血ドナー活動を院内モニターやリーフレットで知りました。 献血についてご家族様にご心配、ご不安なことはありましたか?献血の際は福ちゃんが暴れてしまわないか、不安に思ってしまわないかなどわからないこともありましたし、1 回目の献血の後は少し下痢をして心配でした。 献血を終え、愛犬の表情や様子はいかがでしたか?いつも診ていただいている先生やスタッフさんのサポートもあり、2回目はいつもと全く変わらず元気すぎて予定より早いお迎えとなり、わんぱくぶりを発揮していました! 献血を終え、愛犬の表情や様子はいかがでしたか?食べることとクンクンと草むら探検することが大好きで、最近はすべり台をすべり下りることにはまっています♪ 
献血ドナーの皆様をご紹介
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                                          イオリちゃん
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                                          玲音ちゃん
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                                          カビゴンちゃん
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                                          ゼニガメちゃん
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                                          おもちちゃん
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                                          くまりちゃん
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                                          アランちゃん
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                                          楼偉(ロイ)ちゃん
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                                          りくちゃん
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                                          キキちゃん
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                                          エースちゃん
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                                          隼(ハヤト)ちゃん
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                                          おつきみちゃん
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                                          あおいちゃん
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                                          オレオちゃん
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                                          ノイちゃん
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                                          ひまわりちゃん
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                                          バズちゃん
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                                          マイロちゃん
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                                          瑠夏ちゃん
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                                          令ちゃん
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                                          祐ちゃん
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                                          ブッチャーちゃん
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                                          咲玖ちゃん
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                                          ととちゃん
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                                          葉菜ちゃん
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                                          トキちゃん
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                                          カルちゃん
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                                          クーちゃん
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                                          千咲ちゃん
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                                          福ちゃん
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                                          ロックちゃん
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                                          ムギちゃん
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                                          ジンベイちゃん
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                                          ゆきちゃん
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                                          クロエちゃん
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                                          ルチルちゃん
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                                          ミントちゃん
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                                          ライリーちゃん
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                                          モカちゃん
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                                          チェルニーちゃん
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                                          モモちゃん
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                                          Marie(マリー)ちゃん
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                                          モグちゃん
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                                          タイガちゃん
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                                          さとわちゃん
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                                          てんちゃん
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                                          どんちゃん
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                                          Q妹(キューメイ)ちゃん
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                                          レオンちゃん
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                                          そあらちゃん
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                                          大輝ちゃん
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                                          ノアちゃん
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                                          ふづきちゃん
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                                          Creaちゃん
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                                          Naraちゃん
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                                          ベルちゃん
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                                          チャッピーちゃん
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                                          Leenaちゃん
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                                          こはくちゃん
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                                          ジルちゃん
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                                          ぽんちゃん
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                                          華華ちゃん
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                                          天花ちゃん
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                                          アルトちゃん
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                                          慶ちゃん
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                                          Lilyちゃん
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                                          小次郎ちゃん
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                                          ゆずちゃん
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                                          銀次ちゃん
- 
                                          きゅうちゃん
- 
                                          ゆずちゃん
Reservation & Contactご予約・お問い合わせ先
輸血・献血は下記の5病院にて承っております。お気軽にお電話ください。
苅谷動物病院グループ江東総合病院
 
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